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明治時代のシャーマンの言葉 [詩]

三千世界一度に開く梅の花、艮の金神の世になりたぞよ。

梅で開いて松で治める、神国の世になりたぞよ。この世は

神が構わなければ行けぬ世であるぞよ。今日は獣類の世、

強いもの勝ちの、悪魔ばかりの世であるぞよ。世界は獣の世に

なりておるぞよ。邪神にばかされて、尻の毛まで抜かれており

ても、まだ眼が覚めん暗がりの世になりておるぞよ。これでは、

世は立ちては行かんから、神が表に現れて、三千世界の天之岩戸

開きをいたすぞよ。用意をなされよ。

明治二十五年旧正月『大本神諭』
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一日は………立原道造 [詩]


『一日は………』



しづかに靄がおりたといい
眼を見あっているーー
花がにおっているようだ
時計がうたっているようだ
きっと誰かが帰って来る
誰かが旅から帰って来る

ー立原道造ー

*立原道造。1900年代初期の日本の詩人で建築家。
24歳の若さで心臓病で夭折。

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