春 微睡んで

『春の微睡み』

午後にそっと身体を横たえて
春を微睡む
啼き始めたばかりのうぐいす

淡い意識へと消える
色彩の音 色 啼き声

軽く寝返りをうつと
寝息が暖かく
包み込む 思い出

午後の気怠さに沈むと
薄まった空気の色彩は
光の窓を通して

大気へ帰って行く
夢も一つ帰って行く

魔術書を紐解いて

『魔術書』

あぐらかき分厚い魔術書紐解いて行為で見せる正義の行方

＊もし興味があるようだったら「エリファス・レヴィ」図書館で閲覧下さい。

五臓六腑の声

『脳髄以外の思考で』

心臓が思索し腸が瞑想して左脳が実現する。
耳を澄ませて五臓六腑の声を聴こう。

身体をベッドに投げ出し空見上げ心臓思考に腸は瞑想

鵺 その2

『鵺』(ぬえ)その2

雷雲と瀕死の鵺が寝間に堕ち富裕層の血塗りのベッドは

因果の巡り

『因果の巡りの悪魔ども』

ベッド下クローゼットの陰コモドドラゴン潜みつつ
支配者を引きずり込んで四肢食らう

因果の巡り

『因果律』ー爬虫類人にー

喰ったら喰われる因果応報のコモドドラゴン極悪の寝間

鵺その1

『鵺』(ぬえ)その1

鵺 堕ちる裕福層の館にて絶命の悲鳴世世限りなく

戦略転換

『戦略大転換』ー頂上作戦への専念ー

殲滅の言論戦の対象を見込みのない個体。仏教で言う
仏の種を焼いてしまった者、キリスト教の回心の可能性の
皆無の者に限る。
「一部支配層」「極刑相当」とでも括るか………

尚、異論の多い終末待望論は引っ込める。またそれを誘発
する言動はとらない。
以上。

土蜘蛛

土蜘蛛が生き血をすする支配層ひからびた石化風に散る芥

キリスト幻想

『キリスト幻想』

岩砂漠キリストは砂ぼこり掬い落とし物質の不毛教えられた