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真夜中の太陽を見る [詩]


『夜の底の太陽』

0:00を回って
世界が寝静まる頃

書物の活字を追うことで
睡魔が静かな寝息を立てて

瞼が落ちて行き
まなこの中に
眩しい太陽が昇る

催眠術の只中の様に
太陽を見上げ
体がその光圧で揺らぐ時
真っ白な空間が

ある初源の望郷を呼び起こす

光の国
有り余る
満ち足りた国

この世での生命を終えた時
行き着く
時空

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