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『天使論』笠井叡著そして英霊へ [詩]


『英霊へ』

ー天使論 笠井叡著ー

戦闘の華やかさ、死者に対する祭式の厳格さは死を神聖へと高めるが
死の恐怖と神聖を結合する共同幻想に矛盾が無かったなら、個の概念は
その極北まで導かれる途中で、必ず共同体的次元に連れ戻されしまうだろう。
事実、「死」がそのように理解されてきた。だが、死は精神の共同墓地では
ない。個の概念の極北に位置するもの、それは死を私有する意志である。

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